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クリーン農業への取り組み

JAグループ北海道では、環境と調和し、安全で高品質な農産物づくりを進める一環として、クリーン農業への取り組みを進めています。ここでは、JAグループ北海道が進める、クリーン農業への取り組みを紹介します。

クリーン農業って何?

クリーン農業とは、自然環境に優しいクリーン農業技術を導入し、農薬や化学肥料の使用を必要最小限にとどめて、より安全で高品質な農産物づくりを目指す農業のこと。北海道は、春から秋にかけて、冷涼・低湿で梅雨や台風の影響が少なく、病害虫が発生しにくい気候。また、広大な大地を活した「輪作」を行うことで、面積当たりの農薬使用量を、全国水準の半分程度にしています。 さわやかな空気、広大な大地、きれいな河川。そのような自然条件を北海道農業は最大限に活用しているのです。 また、北海道ではクリーン農業の産地拡大の推進に当たり、生産されたクリーン農産物・加工食品の販路拡大、及び差別化のため、平成12年度に北のクリーン農産物表示制度を創設しました。これは、北海道クリーン農業推進協議会(※1)が定めた要件(※2)をすべて満たした農産物を生産し、かつ同協議会が定めた登録生産集団の要件(※3)すべてを満たした生産集団(※4)に、「YES!clean」マークをつけた農産物・加工食品の販売を許可するというもの。制度創設から徐々に取り組みが広まり、2013年12月現在、延べ397(11,863戸)が取組んでいる。

  • 北海道46.1kg 都府県99.1kg

    1haあたりの農薬総出荷量の都道府県との比較

  • 北海道安心ラベル

    YES!Cleanマーク

※1:北海道クリーン農業推進協議会とは・・・
クリーン農業を全道的に広めるため、生産者や消費者へのPR活動や必要な対策の検討などを行なう組織。農業団体、経済団体、流通団体、消費者団体、行政機関等で構成されている。事務局は、JA北海道中央会(農業振興部農業企画課)
※2:北海道クリーン農業推進協議会が定めた農産物の要件とは・・・
(1)道内で生産されていること(2)別に定める登録基準に適合していること(3)生産集団の定める栽培基準に基づいて生産されていること(4)他の農産物と分別収穫・保管・出荷されていること
※3:北海道クリーン農業推進協議会が定めた登録生産集団の要件とは・・・
(1) 表示を行なう農産物を的確に生産、出荷する生産集団の管理体制が整備されていること(2) 生産集団の構成員が依拠すべき栽培基準を作成していること(3) 生産集団の構成員で栽培協定を締結していること(4) 生産集団の構成員が栽培履歴を記帳することが確実であること(5) 生産集団のすべての構成員が原則として前年に表示対象農産物を登録基準に適合して生産
※4:生産集団とは・・・
農協の生産部会のほか、複数の生産者で構成するグループなど

どんな農作物がクリーン農業でつくられているの?

お米、小麦、豆類、ビート、ジャガイモ、リンゴ、野菜類(タマネギ、ダイコン、メロンなど)など55農産物が、それぞれのクリーン農業技術(※5)を活用して作られています。

作物ごとのクリーン農業技術について
詳細はこちら(北海道クリーン農業推進協議会HP)
※5:クリーン農業技術とは・・・
クリーン農業の推進のため、収量水準の維持を前提に化学肥料合成農薬の削減や品質向上を目標に道立農業試験場等が開発した防除技術や施肥管理技術など。例えば、キャベツにつくコナガなどの害虫の浸食痕を指標とした要防除水準に基づく農薬削減技術や、マリーゴールド、ヘイオーツ、ス テビアなどの対抗植物によって線虫を防ぐなどの耕種的防除技術などを指す。

クリーン農業の具体的な取り組み例

輪作
特定の病害虫が発生しないように、いくつかの種類の違う作物を数年周期で栽培しています。
有機物などによる土作り
堆肥(※6)などの有機物を畑に入れたり、緑肥作物の栽培などによって元気な土づくりを進めています。
病害虫対抗性作物の利用
メロンやスイカ畑にねぎを一緒に植えることや、マリーゴールドを植えた跡地にニンジンやダイコンを植えて病害虫の発生を抑えています。
土壌診断
土壌の養分などを分析して、化学肥料の使用が多くならないようにしています。
※6:堆肥とは・・・
生わら、もみがら、生草、海藻又は動物の排泄物などの有機物質(都市塵芥、汚泥も含む)を主体とし、堆積腐熟させたもの。積み肥ともいう。

【平成25年12月の情報に基づいて作成しています】